こんにちは。マーリンです。
2023年も最終日になってしまいました。皆さんはいい一年だったでしょうか?別の記事でも書きましたが、来年はまさに投資元年。しっかりお金を貯めて増やしていきましょう!
投資先の中でも最有力候補といわれるS&P500の紹介をしたいと思います。この記事では、①S&P500とはどういう投資先なのか?②最有力候補に選らばれる理由③S&P500への投資のやり方を紹介します。
①S&P500とはどういう投資先なのか?
S&Pとは、Standard&Poorsの略称です。Poorというのは貧しいという意味ではなくPoorさんという人から来ているそうです。そして、その500というのはアメリカの優良企業500社を選んだということを表しています。S&P500はこの500社に投資していることになりますが、均等に投資しているわけでありません。均等であれば1社あたり0.2%の配分になりますが、実際は下図のような比率になっています。
見ての通り、アップルやマイクロソフトといった超有名な会社が上位を占めています。上位10社だけで約30%。なかなか大きい比率ですね。これは時価総額加重平均型の指数になっているからです。時価総額というのは株式数*株価で表される値なので、簡潔に言うと人気の大企業が上位に組み込まれるシステム(指数)になっています。逆に人気がなくなった会社は定期的に除外される仕組みになっています。これが選ばれる理由の一つです。
②最有力候補に選らばれる理由
選ばれる理由は3つあると考えています。
まず1つ目は世界一の経済大国アメリカの経済に幅広く分散投資できており、またこの投資比率を自動で調整してくれていることです。
23年3月のS&P500上位業種比率は情報技術(Apple,Microsoftなど)26.1%、ヘルスケア(J&Jなど)14.2%、金融(JPモルガンなど)12.9%、一般消費財(Amazonなど)10.1%になります。つまり今はハイテクが人気ということですね。これはアメリカ経済自体を表しています。時代によってはこれが金融一強になったりと自動で新陳代謝してくれています。例えば、経済ニュースを毎日しっかり見て売買をするといったことは手間がかかりますが、このS&P500に関してはそれを気にする必要はありません。トレンドをしっかり把握してくれている指標になります。
選ばれる理由2つ目はアメリカの人口はこれからも増え続ける可能性が高いことです。日本は現在少子高齢化で人口減、中国も一人っ子政策で人口が急激に減り続けると予想されています。一方で、アメリカは移民の影響でこれからも増え続けると予想されている珍しい先進国です。人口が増えるということは内需が拡大する可能性が高いということで、今後も国力は上がり続けると考えられます。
選ばれる理由3つ目は右肩上がりの成長を続けていることです(下図参照:S&P 500 – ヤルデニ・リサーチ (yardeni.com))。
ITバブル崩壊(2001年)やリーマンショック(2008年)といった低迷期があっても回復している歴史と実績があり、投資し続ける価値は十分と考えます。もちろん将来はどうなるかわかりませんが今後も期待できますね。
③S&P500への投資のやり方
S&P500への投資といっても残念ながらS&P500自体には投資はできません。S&P500はあくまで指数、数字だからです。このS&P500に連動した商品を購入する必要があります。
この商品は大きく分けて二種類あります。インデックスファンドとアクティブファンドです。インデックスファンドはできるだけ目標に向かって連動するように運用している商品、アクティブファンドは目標を超えるように運用している商品です。これだけ見れば、アクティブファンド一択じゃん!となりますが、長期目線で考えると実際にインデックスファンドの方がアクティブファンドに勝っていることがほとんどです。そのため、私はインデックスファンドをオススメします。
インデックスファンドの中で特にオススメする連動商品がeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)になります。こちらの商品は楽天証券やSBI証券といった証券会社で購入することができます。もしこれらの証券会社を利用したことがない人は口座開設を行いましょう。2週間ほどで開設できますよ。
いかがだったでしょうか。今回の記事では、S&P500について紹介しました。次はこのS&P500と並んで人気が高い全世界株式(オルカン)について紹介します。
ではでは、良い一日と良い一年をお過ごしください。